| アトピー性皮膚炎の治療法は人によって千差万別、その原因やメカニズムを知ることで自分にとって最適な治療法を見つけることができます。 | ||
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◆MAPKカスケードさて、ここでMAPK(mitogen-actiated protein kinase)カスケードについてくわしく見て行きます。MAPKカスケードはRasの下流で起きるので、Rasを活性化できる リガンドである、増殖因子、ストレス、サイトカインが進行させます。 MAPKはMAPKKによってリン酸化されて、核内へと移行し、そのリガンドに対応する遺伝子の転写を促進します。MAPKKはMAPKKKによりリン酸化されます。 下図に示した通り、MAPKの経路には4つあります。一つは増殖因子の下流で働く古典的MAPK経路で、この経路ではRafがMAPKKKとして働き、Elk-1、Sap-1といった転写制御因子 を活性化して、Fos等のタンパク質を合成します。二つ目はJNK/SAPK経路で、これは紫外線、熱ショックなどのストレスに反応して活性化され、JNKを活性化、転写因子c-jun をリン酸化する。三つ目はp38経路で、これも炎症性サイトカインやストレスにて活性化される。四つ目はERK5経路で、これも酸化ストレス、EGFなどの一部の増殖因子で活性化 を受ける。
MAPKは何も刺激がない状態では細胞質に存在し、刺激があるとMAPKKとの結合がはずれて核内へと進入しますが、これには核外移行シグナル(NES)が大きくかかわっています。 MAPKKがNESを持っているために、結合している状態では核内に移行できない。 なお、MAPKカスケードはスキャフォールドタンパク質という足場タンパク質に保持されている状態(つまり、他の経路と区別されている状態)で、カスケードを進行させる。
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