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◆アトピー性皮膚炎は完治する?まず何をもって「治った」と言うのか?というところが一番の問題です。そもそもアトピーの定義というのが、 ただ単に、慢性的に炎症が起こっているというだけのものではなく、上記で述べたとおり、【「アトピー素因を持つ」 ということと「皮膚のバリア機能が低下している」こととの2点のどちらか、またはどちらをも満たしていて、 慢性に経過する湿疹が見られる。】 といったものなので、この2つの要因を完全に取り除くことができれば”アトピーは治った”といえるでしょう。 個人的にはアトピーは完治しないと考えています(セラミド不足のみが治らないため)。 三大要因とはいえ、「アトピー素因」と「環境」という要因だけを満たすのであれば、必ずしもアトピーとは言いません。 (アレルゲンがダニ、植物等であれば蕁麻疹、花粉であれば花粉症になるため)。 アトピー性皮膚炎の人のほとんどが思春期までには症状が 軽くなるか、病院を受診することがなくなるのが普通です。というのは、皮膚を初めとした私たちの体の全ての臓器が15歳以下までは 未熟であり、生後2ヶ月〜思春期まではほとんど皮脂は分泌されないからです。 皮膚の発達とともに症状はよくなるため、乳児期に発症した人の7割が3歳までにはよくなったと答えています。 また、思春期には皮脂の分泌が増えるため、皮脂膜(皮脂+汗)が強固になり、セラミド量が少なくても 水分を逃がしづらく、アレルゲンの侵入もブロックできますので、アトピー症状が改善することもあります。
そして、アトピー素因は今話題の乳酸菌等を利用して体質改善をする、もしくは抗アレルギー薬 の定期的な内服にて抑えることは可能です。 問題は、皮膚のバリア機能の低下をどう改善するかです。セラミドの量 なんていうのはそれこそ遺伝的に決まっているため、量を増やすことははっきり言って無理に近いです。 もともと器が小さいので量が少ないとはいえ足りないわけではなく、別途補った としても、こぼれ出るだけでほとんど意味がないといえます。とすると、セラミドとは別に肌の水分を逃がさないように する工夫が必要になります。 加えて一つ高率に言えることは、年齢がいくにしたがって免疫力が低下する ので抗体の産生能力が低下して、その結果アトピーはよくなります。よって、50歳を超えるような年齢の方が・・・で治った といってもそれが20歳の方で同じように治るかといったらそうではありません。そして、アトピーは治ったとしても、セラミド不足は否めず、 老人性乾皮症に移行するだけです。
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