アトピー性皮膚炎の治療法は人によって千差万別、その原因やメカニズムを知ることで自分にとって最適な治療法を見つけることができます。

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◆脊髄後根神経節(DRG)とガッセル神経節

三叉神経ではDRGにあたるのがガッセル神経節で、脊髄後角にあたるのが三叉神経脊髄路核内の尾側亜核である。 DRGやガッセル神経節では、神経ペプチド(CGRP、SP、NGFなど)の合成が行われる。

ここで重要なのは神経成長因子の存在である。

栄養因子 受容体 分布
NGF TrkA 交感神経節後繊維、小型細胞DRG
BDNF TrkB 蝕、圧感覚繊維、運動繊維
NT-3 TrkC Ia、Ib繊維
NGF、BDNF、NT-3 p75  
GDNF c-Ret
GFRα1
侵害受容繊維

ヒスタミンがH1受容体に結合すると、DRG内でのNGF産生が促進される。

細胞外にあるTrkAのNGF結合ドメインにNGFが結合すると、TrkAの会合が促進され、TrkAのホモ2両体が形成される。

ホモ2両体が形成されると、TrkAの細胞内ドメインのチロシンキナーゼが活性が上昇し、対になった相手のTrkAの細胞内ドメインが持つチロシンをリン酸化する。

この分子間自己リン酸化が引き金となって、2次経路カスケードが作動する。細胞膜のRasはRas-1と特異的に結合して、Ras-1の細胞膜への移行と活性化をもたらす。

活性Ras-1はMAPKK(mitogen-activated protein kinase kinase)の活性化を経て、MARKを活性化する。 活性化されたMAPKは細胞質から核内へ移行しDNAのSRE(serum response element)にSRF(serum response factor)とともに結合しているErk-1をリン酸化する。

そしてSREの下流にある遺伝子fosの転写を促進する。 転写産物のfos mRNAが細胞質にでて翻訳され、Fosタンパクが作られる。Fosは細胞核の中に入ってから、ロイシンジッパーを介してJunと結合し、AP-1(activator protein-1)になる。AP-1はDNAのエンハンサー配列(TGACTCA)と特異的に結合して下流の遺伝子を発現させる。

(以上Pain Reliefより抜粋)

掻くことによりNGFの産生が高まることで、神経が成長して皮膚表層まで伸びてくるため、痒覚過敏の状態に陥る。

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