アトピー性皮膚炎の治療法は人によって千差万別、その原因やメカニズムを知ることで自分にとって最適な治療法を見つけることができます。

アトピー性皮膚炎の原因と治療アトピー性皮膚炎の原因と治療

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◆異物の処理(接着)

アレルゲン(抗原)が体内に侵入するとまず各組織内or血液中にいるマクロファージがサイトカイン(IL-1、IL-12、TNF-α、IL-8、MCP-1)を分泌します。
なお、白血球の走化に関する作用を示すサイトカインをケモカインと呼び、ケモカインはさらに好中球を遊走させるCXCケモカインと 単球(マクロファージ)を遊走させるCCケモカインに分類できます。最初にマクロファージがアレルゲンを発見したときに出すIL-8は CXCケモカインのひとつで、MCP-1はCCケモカインのひとつです。

サイトカイン役割
IL-1PGE2産生誘導、ヘルパーT細胞の活性化、急性期蛋白(ハプトグロビンetc…)を誘導
IL-12NK細胞を活性化し、IFN-γの産生を促す、Th0細胞からTh1細胞への分化を促進
TNF-α腫瘍細胞破壊、アポトーシス誘導etc...

ケモカイン産生細胞役割
IL-8単球、好中球、内皮細胞好中球走化性因子
MCP-1単球、内皮細胞単球走化性因子

ケモカインによるシグナル(IL-8、MCP-1等)を受けて血液中の白血球(マクロファージ・好中球)がそのアレルゲンの処理に向かいます。

ここで、まず知っておいてほしいことが、 アレルゲンには大きく2種あるということです。ひとつはダニ、花粉など体の中に入っても特に悪さをしないもので、主に血液中、 組織液中に存在しているもの、もうひとつは、ウイルス、癌など体の中に入ると遺伝子レベルで悪さをするもので、主に細胞中 に存在するものです。ウイルスは自分の持つRNAを宿主であるヒトのDNAに組み込むことができ、組み込まれたDNAはそのまま複製されるので どんどんウイルス感染細胞は広がります。このことはこれから出てくる、体液性免疫と細胞性免疫という2つの言葉を理解するのに必要ですので覚えておいてください。

話は戻り、ケモカインにより呼び出されたマクロファージや好中球は、血液中のアレルゲンであればその場で捕獲して貪食しますが、 細胞内のアレルゲンを捕獲するためには一旦血管の外へ出なくてはなりません。
この血液中から細胞内へ移動する 、つまり血管壁を通過して目的の細胞に達するのに必要な 作業が接着です。

接着のメカニズム←クリックすると拡大します。

血中白血球(好中球、マクロファージ)が標的細胞付近に集積されると、白血球の外側にあるL-セレクチン(CD62L)分子が血管内皮細胞のムチン様分子と結合します。 この段階をローリングと呼び、結合力は弱いです。

なお、Eセレクチンはマクロファージが最初に出すTNF-αとIL-1、そしてグラム陰性菌外膜のLPS(リポポリサッカライド)により活性化され、 Pセレクチンはヒスタミンとトロンビンにより活性化されます。

速度の落ちた白血球は、内皮細胞上の(CD31、CD44)分子やマクロファージが産生  するケモカイン(IL-8、MCP-1)によって刺激を受けます(トリガリング)。

刺激を受けると、白血球表面にインテグリン分子(LFA-1、Mac-1=CD18)が発現し、さらに強く接着→はれて細胞内へ進入します。

CDとは何かについてはこちら→CDとは

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